鎌倉の絵画教室で日本画、クロッキー、デッサン、油絵、水彩、混合技法、テンペラ画、素描、黄金背景テンペラ画を学ぶ|早見芸術学園

JR鎌倉駅東口 徒歩1分 神奈川県鎌倉市小町1-2-16

TEL 0800-222-0883

作品一覧

受講生作品

発表者:西沢明子
第36号「模写」 『レースの帽子の少女』 ルノアール

カンバス・油彩

十二先生の門を叩いて、始めにご指導頂いたのがこのルノワールの模写です。この制作過程は、私がストレスに思っていた問題を開放してくれました。模写に入る前のご指導、話し合い、多くの資料は、私の宝物です。
ルノワールは、1980年代に古典に学ぶことから、構成的な筆致や、デッサン、モデリングを経て、晩年のあのルーベンスやフラゴナールを想起させる作品が生まれることになる。また、油の基本技法を用いていることを始めて知りました。
模写はデッサンから始まり、エマルジョン地にトレース、その後、墨汁で輪郭を描き、インプリマツーラは使わず、直接背景は、ウエット・イン・ウエットでと、背景と人物を、完全に離して考えるようにご注意頂きました。人物には、アットランダムにシルバーホワイトを置き、数日、良く乾かしました。その後、人物だけを仕上げていく、職人的な制作過程が、少し身につき、暗部と明部の作業は日を分けました。そのことによって明るさの表現に幅がでることも教えていただきました。また、3つの組み合わせインパスト、スカンブリング、グレイジングで構成されていることは、明確に作業がしやすくなり、私の材料、技法の知識のありがたい第一歩になりました。
また私のストレス、画面が統一されないことは、結局、描き始める時の明確な着地点が定まっていなかったことに原因があったと、遅まきながら納得しました。大きな収穫です。
いつか、ルノワールのように筆づかいがそのままフォルムやテクスチュアになることを夢見て、描いていきたいと思いました。  (指導・十二芳明)

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