鎌倉の絵画教室で日本画、クロッキー、デッサン、油絵、水彩、混合技法、テンペラ画、素描、黄金背景テンペラ画を学ぶ|早見芸術学園

JR鎌倉駅東口 徒歩1分 神奈川県鎌倉市小町1-2-16

TEL 0800-222-0883

作品一覧

受講生作品

発表者:中原恵子
第23号「創作」 『真夜中のテーブル』

530×455mm(F10) 麻布に白亜地 卵テンペラ

十二教室での丁度二年目の作品、テンペラ画として模写も含め三作目です。平面性と立体性を表現する課題でした。美術雑誌、丸まった画用紙、はさみ、スケッチブック等が教室のテーブルの上にモチーフとして置かれた。これまで一方向から自分の目線で観念的に写実的な絵ばかり描いてきた私にとって、画面を構成していく段階で複眼的に物を観る、今まで決してしてこなかった作業は、戸惑いもありましたが作品を作り上げていく楽しさを味わった気が致します。
提供されたモチーフを関連付ける上で、自宅の居間に知人から頂いた美しい音色のオルゴールがあり、その上にエンゼルが眠っている。ミュージカル「オペラ座の怪人」を観てきたばかりの頭の中は、あのアンドリュー・ロイド・ウェーバーの魅惑的な音楽が鳴り響いていて、エンゼルが夜毎起き出して隣の居間で「怪しげで楽しげな宴を繰り広げているに違いない」という思いがあり、色紙や小さな宝石箱、月、星、真夜中の時計などを取り入れて画面構成を試みた。多方向からの目線と色紙の形や重なりによる響き合う色彩の効果を楽しみながら描き進めることが出来ました。
制作手順として、小下絵で思い浮かぶ情景を練り、自作の白亜地キャンバスに手描き。墨入れ、イエローオーカーによる下層下地、暗部から描き進め明部の形を整え、彩色の表現として固有色を薄く、薄く重ねてグラデーションの効果を探ったことを記憶しています。まだまだメディウム、顔料、水との割合が筆先に伝わらず、この一筆がこれで良いという身体に沁み込む感覚が自分のものとならず、テンペラ画で表現することの難しさを痛感しています。

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