鎌倉の絵画教室で日本画、クロッキー、デッサン、油絵、水彩、混合技法、テンペラ画、素描、黄金背景テンペラ画を学ぶ|早見芸術学園

JR鎌倉駅東口 徒歩1分 神奈川県鎌倉市小町1-2-16

TEL 0800-222-0883

作品一覧

受講生作品

発表者:為積京子
第12号「創作」 『Autumn Leaves』

紙に透明水彩・ガッシュ

深い秋の訪れた或る日の課題は「Autumn Leaves」であった。それは山や雑木林の小径から、季節の移ろいを感じて、彩づいた葉を集める楽しい作業から始まった。同じ一本の木の葉にも色の違いのあることを発見したり、土の微妙な匂いのなかで、朽ち果てる寸前の一瞬の煌きを誇示する葉の姿に、心が沁みたりした。何と美しいこと!物理的な現象であることはさておいて、自然界の造化の、神のなせる技に感嘆する日々であった。
さて、これを画用紙に表現出来るものかしら。鉛筆画から色の世界に踏み入ったばかりの臆して戸惑う私に、先生から三層式で描く技法のあること、そしてルドンが黒の呪縛から解かれて『色彩には、私を和らげてくれる或るよろこびが含まれている』と語ったことなど、心に残る話を聞いて、楽しみながら描くことが出来た。描かれた葉っぱ達は、今も本の間で押葉となってひっそりと息づいている。
制作プロセス=材料はF6号ワトソン紙に鉛筆と透明水彩・ガッシュ、葉の形と葉脈を鉛筆の線で描き入れ以下の彩色に入る。
水彩画の三層式彩色法
① 個有色を水を多くして半透明に淡く下塗りをする。乾燥を待つ。
② 半影部・暗部に水を少なくした濃色(不透明)でスカンブリングの重ね描きをし、色の諧調を作る。(①~②は平面的な作業)
③ 輪郭、陰影のハッチング、さらに強調したい部分やハイライトを加筆する。

参考文献・森田恒之「技法史から見た水彩画」みずえno.936号

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