鎌倉の絵画教室で日本画、クロッキー、デッサン、油絵、水彩、混合技法、テンペラ画、素描、黄金背景テンペラ画を学ぶ|早見芸術学園

JR鎌倉駅東口 徒歩1分 神奈川県鎌倉市小町1-2-16

TEL 0800-222-0883

作品一覧

受講生作品

発表者:倉田泰正
第7号「創作」 「自画像」

キャンソン紙・木炭鉛筆75.0x55.0cm

私の数点の中から選んだ「自画像」今でも気に入っている作品の一つです。この作品を描いた頃は、約一年位経った頃だと思います。五十才を過ぎ、初めての自画像への挑戦でした。紙材はキャンソン紙、HBの鉛筆、鏡を脇に置き、さて描き始めると、どの様にして紙面に納めてゆくかが最初のハードルでした。頭部、首、肩、胴との繋がりのバランスが取れず何回も繰り返し描き直しました。この作品の部分で一番苦労した個所は顔の表情、手の大きさと位置でした。およそ一ヶ月位は掛かったかと思いますが、描き上がったその時の心境は一生懸命描いたこの絵が自画像かとしみじみ眺めました。
私が何故、絵の世界に飛び込んだかと申しますと、四十代の時にエルミタージュの展覧会での作品に心を打たれたからです。同じ人間がこの様な感動を与えてくれる絵を描けるのかと、思い起こせば、学生時代、絵とは正反対の動の世界でした。毎日練習で鍛えれば上達が目に見える様に結果が出ました。しかし、絵の世界では、そんな簡単なもので無く描けば描く程、先が見えなくなり、立ち往生してしまいました。指摘された失敗を頭の中にたたき込み、又新しいキャンパスに挑むのですが、同じ様な繰り返し、何故、進歩しないのかと、惨めになりますが、この惨めさを逆にバネにして、次に少しは進歩したかと、一点の光を目指し、ゆっくりと学んで行きたいと思っております。
継続は力なり。

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