鎌倉の絵画教室で日本画、クロッキー、デッサン、油絵、水彩、混合技法、テンペラ画、素描、黄金背景テンペラ画を学ぶ|早見芸術学園

JR鎌倉駅東口 徒歩1分 神奈川県鎌倉市小町1-2-16

TEL 0800-222-0883

作品一覧

受講生作品

発表者:桐生政郎
第51号「模写」ルーベンス作、シュザンヌ・フレーマンの肖像

P8(455×333) 板に水彩・テンペラ・油絵の具

ルーベンスの下塗りは、①キャンバスの場合は、白亜地の上にグレーによる下塗り、②板の場合は、白亜地の上にうすい縞目状の塗り、と2種類を使い分けていたことが知られている。今回は、ルーベンスの模写2作目として②のタイプに取り組むことにした。 制作は、12mmのシナ合板に和紙を貼り、エマルジョン下地を施したあと乾燥させ、デッサンを転写し彩色を行った。 第一描き:ガッシュ絵具のイエローオーカーで下塗りを薄く均一ではなく不規則に仕上げ、さらに黒色で透けるようにデッサンを行った。 第二描き:テンペラ絵具の白色で描き起こした後、グレーで雲や着衣の移行部のデッサンを完成させた。次に寒色(ウルトラマリン+ビリジアン)のグラッシーで、いったん全体を塗った。 第三描き:油絵の具で空、雲、衣服、肌を描き、顔および手については3種類の肌色(標準、赤い肌色、黄色い肌色)を作り、パズル的に当て嵌めるように描き上げた。 今回の模写においては、透明描きと半透明描き、最後に不透明描きで描くように指導され、自分なりに気に入った模写の一点に加えることが出来た。次回は応用として自画像をこの技法で描きたいと思いました。  
(指導;十二芳明)

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